政治経済学への招待:政治をひもとき、経済の未来を考える(北村周平)

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政治経済学への招待:政治をひもとき、経済の未来を考える(北村周平)

【講師紹介】
大阪大学社会経済研究所准教授。
2016年にスウェーデン・ストックホルム大学国際経済研究所で経済学の博士号(Ph.D.)を取得後、米ロチェスター大学ワリス政治経済研究所、大阪大学大学院国際公共政策研究科等を経て現職。専門は、政治経済学、経済発展論。因果推論を中心に、人間の脳から戦闘・絵画にいたるまでさまざまなデータを駆使した分析を行っている。大学では、専門科目の他、因果推論を教えている。著書に『民主主義の経済学』(日経BP)。

講師コメント】
経済学は人々の意思決定を読み解く学問であるが、近年では政治との関わりにも注目が集まっている。なかでも政治経済学は、政治を経済学の視点から理解した上で、選挙などの制度が政策をどう形づくり、経済にどのような影響を与えるのかを分析する分野である。たとえば、最適な税率を導く理論があっても、現実には選挙に有利な政策が選ばれることもある。本講義では、政治と経済の接点に目を向けながら、近年注目を集めるこの分野の基礎と応用を学ぶ。

【キーワード】
民主主義・メディア

【分野】
政治経済学

第1回「政治経済学とは何か」
4月3日(木) 21時00分開始
私たちはなぜ投票するのだろうか。社会的責任としての行動という説明もあり得るが、政治経済学はこの問いに異なる視点を提示する。選挙などの政治制度は、人々の行動をどのように変え、そして結果としてどのような政策が選ばれるのか。本講義では、この分野の主要なテーマの一つである選挙制度に焦点を当て、政治経済学における基礎的な理論と実証研究を紹介する。

第2回「メディアと政治
4月17日(木) 21時00分開始
近年、SNSを含むメディアと政治・選挙との関係に注目が集まっている。誤情報を含む日々の情報は、個人の政治的な立場や信念と結びつき、さまざまなかたちで受け取られる。その結果、選挙結果や政策に影響を与えるだけでなく、政治的な意見の先鋭化を招くこともある。本講義では、政治経済学の中でも近年関心が高まる「誤情報」「誤認識」「政治的分極化」といったキーワードを手がかりに、これまでに明らかにされてきた知見を紹介する。

※レギュラー会員は授業を録画したアーカイブ視聴も可能です。

*こちらの講義は25年5月以前にお申し込みされたレギュラー会員のみが視聴可能です。
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