オークションの経済学(土橋俊寛)
オークションの経済学(土橋俊寛)
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【講師紹介】
大東文化大学経済学部教授。一橋大学博士(経済学)。知的財産研究所特別研究員などを経て現職。専門はオークション理論、ゲーム理論。主な著書に『ヤフオク!の経済学』(日本評論社)、『ゲーム理論(日評ベーシック・シリーズ)』(日本評論社)、『ゲーム理論ドリル』(同文舘出版)がある。
【講師コメント】
絵画、鮮魚、花き、国債、広告枠など、幅広い商品がオークションを通じて取引されています。今ではオンラインオークションがすっかり身近なものとなり、品物を出品したり競ったりするのは特別なことではなくなりました。そうした機会に、私たちに有益な指針を与えてくれるのがオークション理論です。また、オークション理論が役立つ場面はオークションに限りません。この講義では多くの事例を取り上げながらオークション理論の考え方を解説します。
【キーワード】
新規事業・業務改善
【分野】
マーケットデザイン
第1回「オークション理論の考え方を知ろう」
7月11日(木) 21時00分開始
第1回は〈基礎編〉として、1つの品物が出品される単一財オークションを取り上げ、高い収益を実現したい売り手と品物を安く手に入れたい買い手の最適戦略について説明します。また、オークション理論にしばしば登場する1位価格オークション、2位価格オークションという2種類の形式に、それぞれ異なるメリットとデメリットがあることを学びます。さらに、一見オークションとは関係なさそうな場面でも、オークション理論の考え方が役に立つことを実感できる事例も紹介します。
第2回「複雑なオークション〈複数財オークション、共通価値オークション〉」
7月25日(木) 21時00分開始
第2回は〈発展編〉として、2つ以上の品物が出品される複数財オークション、オークションの参加者にとって出品物の価値に不確実性がある共通価値オークションを取り上げます。品物の数量が増えるとオークションの過程が複雑化するため、単一財オークションで成立する結果が複数財オークションでは成立しないことがあることを学びます。また、共通価値オークションの参加者は慎重に入札すべきであることを学びます。新規事業への参入やM&Aと共通価値オークションの共通点についても説明します。