武器としての経済学

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ナイトスクールを運営する株式会社エコノミクスデザインの創業メンバーによる、経済学活用に関するオムニバス講義です。 週ごとに4名が、それぞれの専門領域について紹介いたします。

第1回「暗号資産とNFTの現在地(坂井豊貴)
坂井豊貴によるブロックチェーンを活用したプロダクトについての解説です。
近年注目されているブロックチェーンには、「新しいカネの流れ」を作る技術という側面があります。ブロックチェーン技術を活用したものとして、暗号資産(仮想通貨)やNFT、DeFi、スマートコントラクトなどが挙げられます。これらの新技術を学ぶことで、世界的な潮流をキャッチアップします。

第2回「シン・コモンズ(安田洋祐)
安田洋祐による「コモンズ」についての解説です。 コモンズとは、共同で管理されている資源のことを指します。現在、コモンズに資本主義の問題点を補完することを期待する声もありますが、そのコモンズが秘める可能性について解説します。また、経済学の「共有財」の概念は、実はコモンズとは異なるということも解説します。最後に、Web3時代の新しいコモンズの展望について語ります。

第3回「ビジネスでの経済学実装(今井誠)
今井誠による経済学のビジネス実装についての解説です。 「学問は学問、ビジネスは違うから」という考えは、ビッグデータ時代には通用しません。膨大なデータが得られる今日には、経済学の知見を用い、収益化につながるようにデータを活用することが求められています。また、エビデンスに基づいて意思決定を行うこと、業務改善によるコストの削減などにも経済学の知見は役立ちます。

第4回「営業の経済学(星野崇宏)
星野崇宏による学知に基づいた科学的な営業についての解説です。
1990年代初頭まで、伝統的な戦略コンサルが依拠する学知は、コスト削減のための会計的なものが主流でした。しかし、2000年代に入ってから営業に関する実証研究が、膨大に蓄積されていきました。こういった学知はたまたま成功した事例の模倣ではなく、再現性が高く成功しやすいマーケティングの方法論なのです。