財政のサステナビリティ(江口允崇)
財政のサステナビリティ(江口允崇)
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【運営からのコメント】 これからのビジネスに影響を与える外的な要因を考える上で、日本の財政の状況がとりわけ重要であることは間違いないでしょう。本講義では日本政府の財政のサステナビリティという観点から、日本経済の今後を考察します。
【講師紹介】
駒澤大学経済学部准教授。学位:慶應義塾大学博士(経済学)
専門は、マクロ経済学、財政学、金融論。元三菱経済研究所研究員。
主な著書に「動学的一般均衡モデルによる財政政策の分析」がある。
【講師コメント】
現在、日本経済は大きな転換点を迎えています。昨年2022年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は1981年度以来41年ぶりに3%を超え、ドル円も1990年以来32年ぶりとなる150円台を記録しました。
こうした中で、日本銀行は今年7月に金融緩和策の修正を決定し、長期金利も10年前の第二次安倍政権発足時の頃の水準に戻りつつあります。しかしながら、本格的な政策金利の引き上げは、政府債務の利払い費を上昇させ、財政のサステナビリティを毀損する可能性があります。周知の通り、日本は世界でも最大の政府債務GDP比を抱えており、これが金融政策の運営にも大きな影を落としています。
今の日本は、円安・インフレと財政のサステナビリティの間で板挟み状態になっており、非常に困難な状況下で政策の舵取りをしていかなくてはなりません。
本講義では、日本の財政のサステナビリティをテーマとして、今後の日本経済の金利や為替レートの行方について皆さんと一緒に考察していきます。
【レベル】
中級
【キーワード】
金融・管理職・経済動向
【分野】
マクロ経済学・財政
【この講義で目指すこと】
・これからの経済を予測する目の涵養
・財政や財政政策の基礎概念の把握
・経済ニュースのビジネス活用
【お薦め】
・長期的な景気の流れに対応する必要性がある経営層
・長期的な経営戦略作成に携わっている方
・日本経済の動向に関心がある投資家の方
第1回「財政の持続可能性について」
第2回「財政政策の効果」