AI・IoT時代の消費経験とマーケティング(西本章宏)
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【運営からのコメント】 AIやIoTの発達により、私たちを取り巻く環境に大きな変化がおこっています。この変化は私たちの消費経験にも及んでいて、これまでと違った観点で消費について考える必要が生じています。
【講師紹介】
関西学院大学商学部教授。学位:慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 (Ph.D. in Business Administration)。
研究内容は、マーケティング戦略, メガマーケティング, 市場創造。
主な著書に、「メガマーケティングによる市場創造戦略:携帯音楽配信サービスの誕生」、「競争を味方につけるマーケティング:脱コモディティ化のための新発想」がある。
【講師コメント】
従来インターネットに接続されていなかった様々なモノがネットワークを通じてクラウドサービスに接続され、モノと消費者とのあいだ生じる相互作用は、これまでとは異なる消費経験を生むようになりました。また、AIの進化が注目を集める昨今では、より高度な相互作用が対象と消費者とのあいだで生じるようになりました。IoT機器やAIが搭載された対象をマーケティング研究では「スマートオブジェクト」といいます。本講義では、スマートオブジェクトがもたらす新しい消費経験やマーケティング、ブランディングの視点について紹介していきます。
【レベル】
上級
【キーワード】
スマートオブジェクト・ブランディング
【分野】
マーケティング
【この講義で目指すこと】
・AI・IoT時代の消費についての基本知識の習得
・スマートオブジェクトと人の相互作用に関係する諸概念の理解
・AI・IoT時代の新しい消費経験に対する感性の涵養
【お薦め】
・スマートオブジェクトに関わる商品やサービスを提供する企業の方
・新商品や新サービスを検討中の方
・AIやIoTに関心のある方
第1回「スマートオブジェクトと消費経験」
本講義では、スマートオブジェクトと消費者のあいだに生じる相互作用を説明するために、アッセンブリッジ(assemblage、アッサンブラージュとも)理論という視点に着目します。AI・IoT時代の消費経験については、デバイスと人間とが繋がることで自己拡張・自己拡大を感じるのか、あるいは自己制限・自己縮小を感じるのか、といった視点から考えていくことができます。
第2回「スマートオブジェクトとブランディング」
第二回は、スマートオブジェクトを中心に、AI・IoT時代のマーケティングやブランディングについて紹介します。具体的には、AI・IoT時代のアンビエント・アウェアネス(周囲を認知すること)やウェルビーイング(精神的健康)、カームテクノロジのデザイン、オーセンティシティーの重要性について学びます。