エビデンス・ベースド・マネジメントによるイノベーション創出(牧兼充)

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エビデンス・ベースド・マネジメントによるイノベーション創出(早稲田大学ビジネススクール准教授・牧兼充)

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【講師紹介】
牧 兼充 (マキ カネタカ)
早稲田大学ビジネススクール准教授

2015年カリフォルニア大学サンディエゴ校にて、博士(経営学)を取得。スタンフォード大学社会・環境工学科客員准教授、カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール客員准教授、慶應義塾大学理工学部訪問准教授、高知大学客員教授などを歴任。日米の大学において理工・医学分野での人材育成、大学を中心としたエコシステムの創生に携わる。専門は、技術経営、アントレプレナーシップ、イノベーション、科学技術政策など。経済産業省産業構造審議会イノベーション小委員会委員、内閣官房「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」構成員、経団連「Science to Startup Task Force」メンバー、文部科学省戦略的調査分析機能に関する有識者懇談会委員などを歴任し、日本のイノベーション政策に深く関わる。近著に「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」(単著、東洋経済新報社)、「科学的思考トレーニング意思決定力が飛躍的にアップする25問」 (単著、PHPビジネス新書) などがある。
個人サイト: Kanetaka M. Maki, Ph.D. Official Site

講師コメント】
企業や組織のマネジメントにおける判断・意思決定は、過去の経験や直感、他者の成功事例等に過度に依存することが少なくなくありません。しかしながら、マネジメントにおいても、医療などと同様にエビデンスを重視することが重要になりつつあります。このコースでは、特にイノベーション創出に関わる事例にフォーカスし、講義担当者の携わる研究をご紹介しながら、エビデンス・ベースド・マネジメント (Evidence-Based Management)と呼ばれる、科学的思考法に基づいたデータ・ドリブンの経営の意思決定手法について学んでいきます。

【キーワード】
経営・科学的思考法

【分野】
経営学・イノベーション

第1回「科学的思考法とエビデンス・ベースド・マネジメンド」
10月10日(木) 21時00分開始
「A社でうまく行った方法だから、うちでもやってみよう。」そうした意思決定の多くは失敗に終わります。なぜなら、うまくいったケースには特殊な前提条件があるからです。前提条件が変われば、結果も変わります。そこで必要なのが、「何が原因となって、どんな結果が生じるのか」という因果関係を理解するスキル。これこそが「科学的思考法」です。ここでは、科学的思考法の基礎について解説し、さらになぜエビデンス・ベースド・マネジメントが大切なのかを議論します。

第2回「スター・サイエンティストとイノベーション創出
10月24日(木) 21時00分開始
スター・サイエンティストとは、卓越した研究業績を残す少数のサイエンティストを指し、研究のみならず、新産業を創出する担い手になっていることが、米国の実証研究で証明されています。私はこのような米国で起きている事象が、日本でも発生しているのか、ということを研究テーマにしてきました。この回では、このプロジェクトの研究成果と共に、日本におけるイノベーション政策にどのように広げてきたかをお話しします。

第3回「フィールド実験が拓くエビデンス・ベースド・マネジメント
11月14日(木) 21時00分開始
イノベーション創出において重要なツールとなるフィールド実験について学びます。フィールド実験を活用する企業の具体的事例を含めて解説します。更に、自分でフィールド実験をデザインするためには何が必要か、その手法について解説します。

第4回「ヒューマン・センタード・イノベーション・マネジメント」
11月28日(木) 21時00分開始
なぜ企業における新しいイノベーション創出の試みは失敗に終わることが多いのか。その背景には、既存のイノベーションの手法は「人間中心」に検討されていない、という問題があります。人間は、意思決定にバイアスがかかり、リスク回避を行う傾向にあり、日常生活においてもエネルギーの変化があります。行動経済学の知見をもとに、個々人のメンバーがイノベーション創出のためのパフォーマンスを最大化するために何を考えないといけないか、といった点について議論します。