ビジネスに活かすヒストリー(横山和輝)

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ビジネスに活かすヒストリー(横山和輝)

【講師紹介】
名古屋市立大学教授。博士(経済学、一橋大学)。専攻は経済史。
著書に『マーケット進化論』(日本評論社)、『日本史で学ぶ経済学』(東洋経済新報社)、『日本金融百年史』(ちくま新書)、『インセンティブの経済学』(新世社)。
NHK大河ドラマ『青天を衝け(吉沢亮主演)』資料提供(脚本監修)。
東京証券取引所・企画監修。
ラジオNikkei「渋沢栄一から学ぶ経済」監修(2021年1月から12月毎週月曜放送)。

講師コメント】
ビジネスには、先行き不透明な状況を乗り越えるため、過去を振り返る、あるいは原点回帰を図る場面があります。歴史は、振り返りがいのあるエピソードの宝庫です。この講義では、2025年が「昭和100年」であることにあやかり、昭和に至るまでの日本経済の姿、さらに昭和を迎えた日本の選択を通じて経済学の基礎と実践を学びます。

【キーワード】
不正対応・社会情勢

【分野】
経済史・ミクロ経済学

第1回「非対称情報と殖産興業」
1月16日(木) 21時00分開始
もし同業他社の不正が原因でお勤め先に不信の目が向けられたら、皆さんはどうしますか?信頼回復は容易ではありません。この授業で取り上げるのは、明治・大正時代の生糸輸出です。生糸は幕末開港後に主力輸出品となりますが、重量偽装が横行するなど、海外で悪評が広まりました。汚名返上は殖産興業をスローガンに掲げた明治政府の重要課題とされます。この課題を克服できたのか、当時の人々の知恵(と悪知恵)を通して、ミクロ経済学の基礎と実践を学びます。

第2回「通貨の国際協調:100年前の失敗」
1月30日(木) 21時00分開始
トランプ当選後、暗号通貨が再注目されるようになった一方で、国際社会は先行き不透明さを増しています。今から100年前、1925年の世界に目を向けてみると、イギリスが金本位制に復帰したことで国際通貨体制は新局面を迎えました。ですが、この体制は程なく崩壊し、大恐慌の時代を迎えてしまいます。こうした激変のなかで日本がどのような選択をしたのか、そしてどのような顛末となったのか、当時のビジネスシーンに迫りつつ、現代的関心事として掘り下げます。

※レギュラー会員は授業を録画したアーカイブ視聴も可能です。

*こちらの講義は25年2月以前にお申し込みされたレギュラー会員のみが視聴可能です。
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