武器としての経済学

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ナイトスクールを運営する株式会社エコノミクスデザインの創業メンバーによる、経済学活用に関するオムニバス講義です。 週ごとに4名が、それぞれの専門領域について紹介いたします。

【講師紹介】

坂井 豊貴(さかい とよたか、第1回を担当)
慶應義塾大学経済学部 教授 。
学位:Ph.D. University of Rochester。
投票システム・暗号通貨・オークション・マッチング・レーティングなどの設計を研究。現在は、さまざまな企業のサービス開発や刷新に深くコミットして、ビジネス活用に注力しています。
著書『多数決を疑う』(岩波新書、高校国語の教科書に掲載)、『マーケットデザイン』(ちくま新書)ほか。

安田洋祐(やすだ ようすけ、第2回を担当)
大阪大学大学院経済学研究科 教授。
学位:Ph.D. in Economics, Princeton University。
専門はゲーム理論、マーケットデザイン、産業組織論。American Economic Reviewをはじめ、国際的な経済学術誌に論文を多数発表。政府の委員やテレビのコメンテーターとしても活動。
主な著書に『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(編著)、『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』(共著)、『オークション・デザイン ものの値段はこう決める』(監修)など。

今井 誠(いまい まこと、第3回を担当)
EDIの代表取締役。
EDIの経営全般を統括するとともに、複数の案件にも従事。
不動産オークション黎明期に実務に従事し、その後は不動産ベンチャーでオークション理論の導入に取り組み、多くの企業役員を兼務。
EDI共同創業者の内、唯一のビジネスサイド出身。
クライアントの要望を的確に把握し、学知と架橋する。

星野 崇宏(ほしの たかひろ、第4回を担当)
学位:東京大学博士・名古屋大学博士。
統計学・行動経済学・マーケティングの専門家であり、国内トップレベルのデータサイエンティストとして活躍。これまで、統計学・計量経済学・心理学の基礎研究と、マーケティング・脳科学・公衆衛生など、様々な分野への応用研究に注力。
理化学研究所AIPセンター 経済経営情報融合分析チームリーダーを兼任。
サイバーエージェント技術顧問、マネーフォワード技術顧問、ヤフー研究所技術顧問など多数の企業に顧問として専門知識を提供。

第1回「暗号資産とNFTの現在地(坂井豊貴)」
坂井豊貴によるブロックチェーンを活用したプロダクトについての解説です。
近年注目されているブロックチェーンには、「新しいカネの流れ」を作る技術という側面があります。ブロックチェーン技術を活用したものとして、暗号資産(仮想通貨)やNFT、DeFi、スマートコントラクトなどが挙げられます。これらの新技術を学ぶことで、世界的な潮流をキャッチアップします。

第2回「シン・コモンズ(安田洋祐)」
安田洋祐による「コモンズ」についての解説です。 コモンズとは、共同で管理されている資源のことを指します。現在、コモンズに資本主義の問題点を補完することを期待する声もありますが、そのコモンズが秘める可能性について解説します。また、経済学の「共有財」の概念は、実はコモンズとは異なるということも解説します。最後に、Web3時代の新しいコモンズの展望について語ります。

第3回「ビジネスでの経済学実装(今井誠)」
今井誠による経済学のビジネス実装についての解説です。 「学問は学問、ビジネスは違うから」という考えは、ビッグデータ時代には通用しません。膨大なデータが得られる今日には、経済学の知見を用い、収益化につながるようにデータを活用することが求められています。また、エビデンスに基づいて意思決定を行うこと、業務改善によるコストの削減などにも経済学の知見は役立ちます。

第4回「営業の経済学(星野崇宏)」
星野崇宏による学知に基づいた科学的な営業についての解説です。
1990年代初頭まで、伝統的な戦略コンサルが依拠する学知は、コスト削減のための会計的なものが主流でした。しかし、2000年代に入ってから営業に関する実証研究が、膨大に蓄積されていきました。こういった学知はたまたま成功した事例の模倣ではなく、再現性が高く成功しやすいマーケティングの方法論なのです。