マーケティング・リサーチ入門(上田雅夫)

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【運営からのコメント】
 市場調査では、アンケートやインタビューといったリサーチをするだけで満足しがちです。しかし、リサーチを行うだけでなく、分析をすることで更に効果をあげることができます。マーケティングリサーチで多くの人が陥る罠や顧客の本音を効果的に聞き出す方法、分析手法などを初歩から丁寧に学びます。

【講師紹介】
横浜市⽴⼤学データサイエンス学部教授。学位:博士(商学)(早稲田大学)。
研究分野は、行動計量、マーケティング・サイエンス、マーケティング・リサーチ、データ分析。
マーケティングに関する様々なデータ分析に従事。
主な著作に、「マーケティング・リサーチ入門」や「マーケティング・エンジニアリング入門 」がある(ともに共著)。

【講師コメント】
マーケティングを行う上で、マーケティング・リサーチは欠かせないツールですが、効果的なリサーチを行うことは容易ではありません。
本講座では、実務でマーケティング・リサーチを円滑に行えるよう、基礎的な知識とそのコツを体系的に説明を行います。

【レベル】
初級

【キーワード】
中堅・若手・マーケティング・CS・データ分析

【この講義で目指すこと】
・DX時代の基本的なデータの考え方の理解
・質の高いデータの取得方法の習得
・リサーチを行う際の注意点の把握

【お薦め】
・商品・サービス設計に必要な顧客ニーズを知りたい方
・これからのデータ戦略を考えている方
・アンケート調査といった調査を行ったことがある全企業

第1回「マーケティング・リサーチの目的と設定
マーケティング・リサーチとは、マーケティング戦略に活用するために適切な手法を設計し、データ取得の過程を管理して、得られたデータを分析することです。
マーケティング・リサーチを円滑に行うためには質の高いデータが必要です。しかし一方で、データには常に誤差が含まれるものです。そのため、誤差を少なくする工夫を施すことや、得られたデータにどのような傾向(アンカリング・バイアス)があるかを把握した上でリサーチを設計することが重要です。

第2回「質的調査の進め方とコツ
マーケティングというと、数値やグラフとして記述される量的調査が思い浮かびがちです。しかし、量的調査には扱える事象に限界があるため、インタビューや自由回答のアンケートのような顧客の本音を引き出すための質的調査も重要です。
顧客自身も気づいていないような価値を探索し、発見するための質的調査についての様々な調査方法や調査結果の取りまとめ方を解説し、質的調査の事例についても紹介します。

第3回「量的調査の進め方とコツ
質的調査がマーケティングにおける仮説の発見や構築のための調査だとすると、量的調査は仮説を検証し、判断に活用するための調査です。
質的調査と同様に、量的調査にも様々な質問の形式がありますが、どの形式を選ぶかで得られる回答の性質が違ってくるため、質問形式ごとの特徴を知ることが重要です。また、量的調査で得られたデータの分析には踏むべきステップがあり、複数の分析手法から適切なものを選ぶことも肝要です。

第4回「これからのリサーチのポイント
マーケティング・リサーチを行う上では、「誰に聞くのか」「どういう内容を聞くのか」といったことに注意する必要があります。
企業活動の中で「集まるデータ」には、アンケートなどで積極的に「集めるデータ」からは得られない貴重な情報が含まれることがあり、その活用が重要です。さらに、リサーチの過程で得られる、反応時間・表情・身振りなどのParadataという付加的なデータも、上手く分析すれば貴重な情報を引き出すことができます。