データサイエンスの経済学(依田高典)

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データサイエンスの経済学ー調査・実験,因果推論・機械学習が拓く行動経済学ー(依田高典)

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【講師紹介】
1965年、新潟県生まれ。1989年、京都大学経済学部卒、1995年、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。同研究科長・同学部長(2021~2023年度)。その間、イリノイ大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学客員研究員を歴任。専門は応用ミクロ経済学・応用実証経済学。行動経済学・フィールド実験・因果推論ならびに機械学習の融合研究に取り組む。主な著書に『データサイエンスの経済学』(岩波書店)、『スマートグリッド・エコノミクス』(有斐閣)、『ブロードバンド・エコノミクス』(日本経済新聞出版社)、『行動経済学』(中公新書)、『「ココロ」の経済学』(ちくま新書)等がある。日本学術振興会賞、日本行動経済学会ヤフー論文賞、日本応用経済学会学会賞、大川財団出版賞、ドコモモバイルサイエンス奨励賞等を受賞。

講師コメント】
この講義では、2023年10月に岩波書店から発売された同書を分かりやすく解説します。
ビッグデータの集積や人工知能の活用が叫ばれる中、エビデンス重視の実証革命が進み、データサイエンスを駆使した新たな経済学が要請されています。
著者の過去20年間の研究を踏まえ、因果推論や機械学習などを用いるデータ分析の手法だけでなく、適切にデータを取得する調査・実験の手法を解説し、使える経済学の字引を提供します。

【キーワード】
データ分析・機械学習(AI)

【分野】
応用実証経済学・行動経済学

第1回「フィールド実験の実践―無作為比較対照実験―」
2月8日(木) 21時00分開始
この回では、先ず、フィールド実験の経済学と題して、フィールド実験の強み、フィールド実験の歴史、フィールド実験の分類、フィールド実験と行動経済学を取り上げます。次に、フィールド実験の実践と題して、実際にフィールド実験を使おう、米国の教訓、日本の挑戦を取り上げます。さらに、フィールド実験の事始め、フィールド実験は万能かを取り上げます。

第2回「フィールド実験の作法―オプトイン vs. オプトアウト―」
2月22日(木) 21時00分開始
この回では、強制型と承諾型のフィールド実験と題して、強制型フィールド実験とは、強制型平均介入効果を測る、承諾型フィールド実験とは、承諾型平均介入効果を測るを取り上げます。次に、けいはんな学研都市の強制型フィールド実験と題して、ナッジの意義と限界を探る、けいはんな学研都市のフィールド実験、けいはんなフィールド実験の推定モデル、けいはんなフィールド実験のピークカット効果、馴化・脱馴化を探るを取り上げます。さらに、横浜市の承諾型フィールド実験と題して、デフォルト・バイアスは手強い、横浜市のフィールド実験、横浜市フィールド実験の推定結果、横浜市フィールド実験の加入率分析、横浜市フィールド実験のネット・ピークカット効果、横浜市フィールド実験のトータル・ピークカット効果を取り上げます。

第3回「ポリシー・ターゲティングの経済学(上)―コウザル・フォレスト―」
3月14日(木) 21時00分開始
この回では、経済学と機械学習の融合と題して、因果的機械学習、因果的機械学習の概要、ランダム・フォレストの概要、コウザル・フォレストの概要を取り上げます。次に、コウザル・フォレストの実際と題して、節電リベートのフィールド実験、コウザル・フォレストの応用、コウザル・フォレストの推定結果を取り上げます。

第4回「ポリシー・ターゲティングの経済学(下)―限界介入効果・経験厚生最大化―」
3月28日(木) 21時00分開始
この回では、限界介入効果と題して、限界介入効果の概要、オプトイン型vs.オプトアウト型フィールド実験、米国ロスアラモス実験のMTEを取り上げます。次に、限界介入効果の研究の発展を取り上げます。次に、経験厚生最大化と題して、経験厚生最大化の概要、強制型vs.オプトイン型節電リベートのフィールド実験、経験厚生最大化の応用、経験厚生最大化の推定結果を取り上げます。さらに、経験厚生最大化の研究の発展を取り上げます。