金融政策の基本と日本の金融政策の現状と展望(佐々木百合)

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金融政策の基本と日本の金融政策の現状と展望(佐々木百合)

【講師紹介】
明治学院学教授。学位:一橋大学博士(商学)。
専門は金融論、国際金融論。特に、金融政策、銀行規制、為替相場のパススルーなどを研究。
金融審議会委員、市場制度WG委員、情報通信行政・郵政行政審議会郵政分科会長、日本証券業協会自主規制会議公益委員などを務める。趣味はロードバイク、バドミントン、たまにゴルフ、邦ロック鑑賞。

講師コメント】
ウクライナ侵攻による資源価格の高騰、急激な円安、新型コロナ感染症など、ここ数年でマクロ経済に大きな影響を及ぼすことが発生しました。日本では、30年ぶりに物価が上昇、長期金利も上昇してマイナス金利政策も解除されました。このような最近のマクロ経済の状況について紹介したうえで、金融政策の基本事項を確認しながら現在の日本の金融政策について解説し、いくつかの点から考察します。

【キーワード】
経済動向・経営企画

【分野】
金融論・マクロ経済学

第1回「金融政策の基本と日本の金融政策の現状について」
5月9日(木) 21時00分開始
第一回では、1999年のゼロ金利政策からの日本の金融政策を振り返りながら、金融政策の基本事項について簡単に確認します。いわゆる伝統的金融政策は、主に国債の売買を通じて短期金利をコントロールする政策です。1999年には初めてこの短期金利の目標がゼロパーセントになり、その後は様々な非伝統的な金融政策が採用されてきました。これまでの政策を振り返るとともに、植田総裁がこの非伝統的な政策を正常化の方向に舵取りしている現状についても説明します。

第2回「日本の現在の金融政策の論点と今後の展望」
5月23日(木) 21時00分開始
第二回では、日本の金融政策が抱える様々な問題について解説し、今後の見通しについて考察します。2024年3月に日銀はマイナス金利政策を解除しました。これは金融政策正常化の重要な一歩ですが、まだまだこれから正常化のためにしなければならないことが山積みです。マイナス金利を解除したものの、短期市場での取引はまだ正常には戻っていません。また、日銀が抱えている国債に加えて、ETFやREITといった資産は巨額になっており、これらを手放す際には、自らのバランスシートやマーケットにも影響があるでしょう。このようないくつかの論点について説明しながら、今後の金融政策について展望します。

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